朝夢はじめの心の鍋

ユング心理学を中心に心理学を勉強したり、ドット絵で遊んだりします。あとは趣味のお話とか。

【心理考察】情報を受け取ったときの反射と反応【001】

人が外から情報を得て、それに対して反応を返す際の仕組みを自分なりに考察。

1.4つの反応

人が情報などの刺激を受けたときは、以下の4つの反応が予想される。

  1. 刺激を受けても、飲み込むだけで、外への反応はなし
  2. 刺激を受けたら、反射的な反応を起こす
  3. 刺激を受けたら、少し考えて反応を起こす
  4. 刺激を受けたら、深く考えて反応を起こす

今回は、2〜4の件について書いてみたいと思います。

 

2.反射

情報が人の中に入ってくると、まず先に起こりうる反応が反射(反射的な反応)です。

ユング心理学によれば、人には4つの心理機能があり、「感覚・直観・感情・思考」に分けられています。

今回の考察では、感情機能と思考機能の考えを取り入れて考えています。

情報を得た後、真っ先に出やすい反応として反射を挙げましたが、これは主に感情機能による反応だと考えられます。

もう少し深い考察を入れると、「感情」+「ごく浅い思考」もしくは「元々持っている意見・考え」が反応として外に返ってくるというふうに考えています。

 

3.浅い反応

外からの刺激を受けて、10人中10人が最初に明らかな反射的反応をするとは言い切れず、一旦飲み込んでちょっと頭で考えてから、解答を出すという人もいますね。

反射的に答えることができない人によく見られる傾向だと思うのですが、答えを持ち合わせていない場合に、少し考えて、答えを導き出してから解答します。

厳密に言えば、浅い思考を巡らしてから反応をする、それを縮めて浅い反応ですね。

 

4.深い反応

深い反応は、最初から思索にふけって、何度も頭の中で思考を巡らして、何層もある深い考えを導き出した結果です。

浅い思考が1巡目の思考で、2巡目以降の思考が深い思考であると僕は定義しています。

 

含蓄があって深みのある言葉とかありますよね。

天才であれば、浅い思考からでも深みのある意見って言えると思うんですが、凡人はそこまでの域に達するのは難しいので、深い思考から深みのある意見を出すというのが常套手段だと思います。

 

5.思考を巡らす

深みのある意見を出すには、思考を巡らす必要があるという前提で話します。

国語の読解力とか、数学にも活かされる考え方だと思うんですが、浅い思考だけをするのではなく、何層もあるような深い思考をするのは、今後生きていく上で必要な技術になると思います。

反射的に出てくる意見や浅い思考によって生み出される意見(考え)というのは、汎用的な人工知能に簡単に取って代わられるものだと感じます。

 

深い思考をするとき、同じ方向性の思考をし続けるのも良いですが、偏見を固める原因にもなりやすいですね。

時には、違う方向性、違う視点での考えを深めることも必要です。

 

とはいえ、方向を絞った競技性の思考が重要なときもありますよね。

ゲーム、特に将棋やチェスなどは、限定された選択肢の中で深い思考が必要となります。

余分な考え(可能性)を排除して思考を巡らせなければなりません。

 

6.感情と思考

感情(好き・嫌い・快・不快)から始まる思考の廻り。

外から情報などを含んだ刺激を受けたときに、人は感情機能でそれを受け取ってから、そのまま反射的に感情を多く含んだ反応をします。

 

6−1.偏った感情は偏った思考から

感情機能で生まれた結果、好き嫌いなどを元に思考を巡らすと、好きなものには肯定的な考えが生まれやすいです。

反対に嫌いから思考が始まると、否定的な考えが生まれがちです。

 

感情というのは、思考によって正当化される意見が生まれて、それによって支えられている面もあります。

最初に表出した感情から思考が始まって偏った考えだけを産み続けると、偏った人間性が出来上がりやすいです。

 

6−2.何層にも分かれた感情とは

現時点の、僕の考えとしては二重以上に感情が存在することはあり得ないと断定しています。(二重人格などの異常性がない限り)

一人の人間の中で、同時に好きと嫌いが存在することは考えづらいです。

 

果物のみかんを食べて、「好きだし嫌い」という答えが出てくるのは異常です。

「みかんの甘さは好きだけど、酸味は嫌い」といった要素ごとに好き嫌いが出るのが普通の反応です。

しかし「みかんの甘さは好きだけど、嫌い」という思いが同時に発生した場合は、異常であると考えられます。

 

7.親しい友人たちとの会話は反射

親しい間柄での会話というのは、基本的に深く考えずに、反射的反応の投げ合いのように見えます。

緊張感のない場では、深い考えを持たずに行動してしまうことが多いため、炎上の元になりやすいという面もあるようです。

 

感想

今年の2月にユング心理学の知識を仕入れ始めて、心理学の考察を始めたのは本当に最近の話です。

まずは自己分析から心理学の勉強を始めていきます。

 

参考図書

ユング心理学入門 河合 隼雄 著 - Amazon